江戸初期、江戸幕府は、全国の諸藩に対し道路や河川、また城郭の整備を命じました。これが「天下普請」です。
丹波亀山城も、この天下普請で城郭が整備された江戸城、名古屋城、彦根城、二条城、大阪城などと並ぶ主要な城のうちのひとつでした。
京に近い要衝の丹波亀山藩には、徳川家康直系の家臣(譜代大名)である岡部長盛が配属され、明智光秀によってつくられた旧丹波亀山城は、築城に長けた藤堂高虎の縄張り(基本計画)によって5層の天守を有する城郭となり、城下も近代城郭にふさわしい区画に整えられました。
イラストは、完成を間近にした丹波亀山城天守の築城イメージイラストです。