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面頬をつくる

面頬をつくります。

    「目の下頬」と呼ばれる目から下を覆う面頬をつくります。

   手作り甲冑

面をつくる

    面頬は曲線の成形なので、寸法等で表現することは至難です。

    しっかりした紙質のファイル紙をすこしづつ張りあわせたり、削ったりしながら成形しますが、液体レジンを浸透させて硬化する方法を並行して行うのが理想です。
    手順としては、実際の面頬が顎から頬が一枚であるように、この部分をベースに他の部分の紙を張り合わせていきます。

手作り甲冑

    ベースとなる型のイメージです。

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    基本的な貼り合わせができたところです。

    鼻は球形のクラフト材を半分に切って貼り付け、後で後ろから彫刻刀で削り込みます。

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    開口部です。

    小さく切った紙を張り合わせます。

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    顎の部分です。

    接着する木工ボンドが乾かないうちに、押さえながら形を作ります。

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    裏です。

    鼻の「穴」は裏からくり抜いて整形します。

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    紙を貼ったり削ったり、レジン処理で硬化させてから、再度、貼ったり削ったりを繰り返しながら少しづつかたちを整えます。

    貼った部分の裏側は、貼った紙の厚み分を彫刻刀か荒目のサンドペーパーで削り落とします。こうしないと厚みが増して重く、ぼってりとなります。

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    実際の目の下頬は、鼻の部分を取り外すことができます。

    作例は見た目だけの細工です。

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    仕上げはパテなどで微妙な整形を行います。

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    鼻まわりもかたちを整えます。

    細い部分は、紙とパテでかたちを整え、瞬間接着材を浸透させて強度を増します。

    裏面は、全面を彫刻刀などで削り込んで薄く仕上げます。

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    汗流しの穴もあけておきます。

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付属部材をつくる

    振れ止めの金具は、壁掛け用のフックを利用します。

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    歯はプラ板を切って金色で塗装し、塗装前に裏から貼り付けます。

    ヒゲは古いぬいぐるみなどを利用します。
    歯の加工図

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    裏面は朱赤色で塗装します。

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    垂は、兜のしころや袖に準じて作成し、威して面に取り付けます。

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