籠手と脛当を各々一対つくります(参考画像は各々片側です)。
捨てるワイシャツを赤線の部分で切り取って内側の縫い目をほどき、手甲の部分を付け加えた型紙をつくります。
型紙にあわせて表地の布を裁断し、型紙より15mm広い幅で裏地を裁断します。
ファイル紙で同じ大きさの部材(篠)を3枚ずつ裁断し、3枚を木工ボンドで張り合わせます。
篠を張り合わせるときには、ボンドが乾かないうちに手で押さえながらイラストのように整形します。
60mm×10mmに裁断した塩ビ板の小板をつくって塗装します。
表布に篠と手甲を木工ボンドで接着し、塩ビ板の細板をボンドG-17で接着します。
部材の端部に径0.5mm程度の極細経のドリル歯で穴をあけ、太めの黒い木綿糸で縫いつけます。
部材を取り付けた表布を裏布に重ね、裏布を2回折りにして縫いあわせます。
篠を張り合わせるときには、ボンドが乾かないうちに手で押さえながらイラストのように整形します。
径2mm程度の江戸打丸紐で取り付け紐を縫い、同じ紐で編み合わせます。
籠手を装着するときは、紐にこはぜを通したものを手首に巻いて止めます。
脛当の篠をつくります。
篠を張り合わせるときには、ボンドが乾かないうちに手で押さえながらイラストのように整形します。
立拳をつくります。
針にタコ糸などを通して六角形に縫います。
縫い込みを終えたら立拳の半円の目安線を記入し、この範囲の六角形のまん中に7mm間隔の穴を4個あけて威糸で威します。
実物は内側に亀甲金と呼ばれる金属が縫いこんであります。塩ビ板等で亀甲金をつくって縫い込むときれいにそろいます。
菱縫を終えたら目安線に沿って切り取ります。
篠を貼り付けた表布の上部を内側に少し折り返し、木工ボンドで立拳の下端に張り付けます。
籠手と同様に、裏布を2回折りにして縫います。
裏面です。参考に。