町家とは、生業(なりわい)の場と暮らしの場がひとつになった日本の民家です。
その町家には、棟と並行となる 面を入り口とする「平入町家」と、棟の正面を入口とする「妻入町家」の建築形式があります。
▼平入町家 (左) と妻入町家(右)
町家の地域特性・・・平入町家と妻入町家京のまちなかでは平入町家が軒を連ね、地方では妻入町家が並ぶまちが多くあるように、地域による町家の特性があります。
旧丹波国に属する亀岡市は、丹波地域の文化を基調としながら、となりあう京の文化も取り入れ、平入町屋と妻入町屋が併存しているのが特徴です。
近世は、武士を見下ろすことが禁じられていたため 本格的な二階は設けられず、物置部屋などとして作られた中二階の通風や採光のための窓です。
虫を入れる籠(かご)のように見えるので、虫籠窓と呼ばれています。
火災のとき、隣の家が類焼するのを防ぐために設けられた仕切りです。
白い壁は、木の柱の土塀に漆喰(石灰)を塗ったもので、多湿時には湿度を吸収し、乾燥時には水分を放出する特徴もあります。
べにがらごうし「べんがらごうし」とも言い、家の中からは外が見え、外からは中が見えにくくなっています。
丹(あか)い色は紅殻(べにがら)を塗った色で、紅殻には防腐や防虫の効果があります。
表に張り出した紅殻格子です。
家のなかから外の様子をうかがうための横桟の窓です。
雨のはねから家の壁を守るための竹製の囲いです。
馬をつなぐ手綱をくくりつけたり、人馬が屋敷に入るのを防ぐ柵です。
大切な家財などを入れておく倉庫です。
漆喰(しっくい)で塗り固められ、温度や湿度を平準に保つ構造となっています。
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