ホーム

初期 胴丸

甲冑デジタルイラスト

近接戦を展開していた中級武士の鎧には、動きやすさに重点が置かれました。

このため、樽型に成型された「胴丸」と呼ばれる胴に、肩を守る杏葉(ぎょうよう)と呼ばれる小さな板が取り付けられ、下半身を守る草摺は足さばきが容易となるよう7~8枚に分割されました。

甲冑デジタルイラスト

また、これら階層の武士は侍烏帽子が一般的で、顔面を守る半首(はっぷり)を装着することがありました。

胴丸は、大鎧と同じように小札をつないで一体成形された胴を右で引き合わせる構造ですが、同様の樽型成型で、背後(背中)で引き合わせる構造の胴があり、これは「腹巻」と呼ばれました。

 ▼腹巻の胴の断面

  画像上が前です

甲冑デジタルイラスト

 ▼腹巻の胴の断面

  画像上が前です

甲冑デジタルイラスト