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胴をつくる

  

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   あらかじめ はじめに 材料と用具 製作の共通事項  の各ページをご覧ください。

塩ビシートで桶側胴をつくるるヒント集です。項目は以下のとおりです。

桶側胴の構成
胴本体をつくる(塩ビシートの場合)
胴本体をつくる(ボール紙のレジン処理の場合)
胸板・脇板・押付板・肩上をつくる
草摺をつくる
各紐の取り付けと胸の描画

手作り甲冑の作り方

桶側胴は、板札とよばれる細長い鉄板をつないだ前胴と後胴を脇で引き合わせて着用する胴で、当世具足で多く用いられた形式の胴です。

▼ 桶側胴の構成

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手作り甲冑の作り方

桶側胴の構成イメージ図です。

前胴と後胴では板数が異なります。よって脇板の高さも異なります。

イラストでは穴の数は省略しています(以下同様)。

手作り甲冑の作り方

胴を構成する板材の構成図です。

これら板材を@塩ビシートまたはAボール紙へのレジン処理を行って作りますが、胴本体については@とAでは、製作工程が異なります。

各々は以下から・・・
@塩ビシートでつくる場合
Aボール紙へのレジン処理

桶側胴の正面形は樽形に、また後胴は背骨と肋骨に沿った曲線で形成されています。よって上方と下方の断面形状も異なっています。

画像は手作り甲冑「地」です。例外的に胸板部分と揺糸部分を各々2段としてアレンジしています。

 

    
胴本体をつくる [塩ビシートでつくる場合]

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手作り甲冑の作り方

胴の型紙をつくるために段ボール紙や不要な厚紙などで左のような簡易な型をつくります。

寸法は着衣時での体に合わせたときに後胴が前胴に約50mm重なるようにします。

型ができたらマジックなどで分割線を入れます.。前胴最下段の7の板と後胴最下段の8の板は少し長くします。
桶側胴の形状と主な部分の標準寸法はこちら

段ボール紙で下の画像のような型ができれば最良

手作り甲冑の作り方

手作り甲冑の作り方

前胴の1〜7の板と後胴の1〜8の部分を厚紙に写し取り、各々の板の重ねしろが25mmとなる型紙をつくります。

型紙をつくるとき、前胴と後胴のおおむねの寸法は、左下の図のとおりですが、各々の身長等にあわせて加減します。

手作り甲冑の作り方

型紙にあわせて塩ビシートを裁断します。このとき両端を約1cm程度長めとして接着後に切りそろえます。

裁断を終えた塩ビシートの曲げ加工を行います。型で曲がり具合などを確認しながら、全体の形状(特に後胴の形状)を整えるように曲げ加工を行います。

手作り甲冑の作り方

塩ビ加工の曲げ加工が完了したら、重ねる位置にマーカーで目印をつけ、ボンドG-17で接着します。

ボンドをつけるのは下方の約15mmです。上方につけるとボンドがはみ出すことがあります。

いちどにすべての板の接着作業を行うのではなく、1枚毎に完全に接着させてから次の板の接着を行います。

手作り甲冑の作り方

ボンド接着だけでは心配なので、ほんものをまねて各板の固定処理を行います。方法は威糸による菱縫と革での菱縫と漆固、また鋲止があります。
桶側胴の板札の固定例こちら

威糸の菱綴の場合は、重ねしろの部分に7mm間隔の4個の穴をあけ、×状に威糸を通して裏面で縛ります。

菱綴の漆固表現の場合は、上記の×状威の表面に木工ボンドをすり込み、乾いたら筆でアクリル塗料(タミヤカラー)を塗り、再度、木工ボンドをすり込んでアクリル塗料を塗って…を数回繰り返します.(左画像)。

仕上げ塗装が油性の場合は、油性塗料で行います。

手作り甲冑の作り方

鋲止めを表現する場合は、ハンドリベッターでアルミ鋲止めを行います。

使用するアルミリベットの直径より少し大きめの穴をあけ、ハンドリベッターでアルミ鋲を止めて中央の穴をパテを埋め、表面に金属プライマーを筆塗りします。

固定処理方法で胴の塗装順序が異なります。
・威糸による菱縫 …塗装→菱縫
・革での菱縫と漆固表現 …菱縫→塗装
・鋲止 …鋲止→塗装
以下の作例は革での菱縫または鋲止の場合です。

手作り甲冑の作り方

固定処理を行うときは、胴の板のすき間ができるだけ小さくなるように押さえながら行います。

胴本体をつくる [ボール紙へのレジン処理]

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手作り甲冑の作り方

胴の型紙をつくるために段ボール紙や不要な厚紙などで左のような簡易な型をつくります。

寸法は着衣時での体に合わせたときに後胴が前胴に約50mm重なるようにします。

型ができたらマジックなどで分割線を入れます.。前胴最下段の7の板と後胴最下段の8の板は少し長くします。
桶側胴の形状と主な部分の標準寸法はこちら

段ボール紙で下の画像のような型ができれば最良

手作り甲冑の作り方

手作り甲冑の作り方

前胴の1〜7の板と後胴の1〜8の部分を厚紙に写し取り、各々の板の重ねしろが25mmとなる型紙をつくります。

型紙をつくるとき、前胴と後胴のおおむねの寸法は、左下の図のとおりですが、各々の身長等にあわせて加減します。

手作り甲冑の作り方

型紙にあわせてボール紙を裁断します(同じものを2枚)。このとき両端を約1cm程度長めとして接着後に切りそろえます。

裁断を終えたボール紙をボンドG-17で張り合わせ、曲げ加工を行います。型で曲がり具合などを確認しながら、全体の形状(特に後胴の形状)を整えるように曲げ加工を行います。

手作り甲冑の作り方

ボール紙の曲げ加工が完了したら、重ねる位置にマーカーで目印をつけ、ボンドG-17で接着します。

ボンドをつけるのは下方の約15mmです。上方につけるとボンドがはみ出すことがあります。

上部に隙間ができるので、接着しながら手で押さえて整形します。

いちどにすべての板の接着作業を行うのではなく、1枚毎に完全に接着させてから次の板の接着を行います。

手作り甲冑の作り方

ボンド接着だけでは心配なので、ほんものをまねて各板の固定処理を行います。方法は威糸による菱縫と革での菱縫と漆固、また鋲止があります。
桶側胴の板札の固定例こちら

威糸の菱綴の場合は、重ねしろの部分に7mm間隔の4個の穴をあけ、×状に威糸を通して裏面で縛ります。

菱綴の漆固表現の場合は、上記の×状威の表面に木工ボンドをすり込み、乾いたら筆でアクリル塗料(タミヤカラー)を塗り、再度、木工ボンドをすり込んでアクリル塗料を塗って…を数回繰り返します.(左画像)。

仕上げ塗装が油性の場合は、油性塗料で行います。

手作り甲冑の作り方

鋲止めを表現する場合は、ハンドリベッターでアルミ鋲止めを行います。

使用するアルミリベットの直径より少し大きめの穴をあけ、ハンドリベッターでアルミ鋲を止めて中央の穴をパテを埋め、表面に金属プライマーを筆塗りします。

固定処理方法で胴の塗装順序が異なります。
・威糸による菱縫 …塗装→菱縫
・革での菱縫と漆固表現 …菱縫→塗装
・鋲止 …鋲止→塗装
以下の作例は革での菱縫または鋲止の場合です。

▼ 胸板・脇板・押付板・肩上をつくる

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手作り甲冑の作り方

前胴の最上段の板(1の板)の上部に、胸板の威糸を通す穴を2段であけます。標準寸法の場合7mm間隔42個です。

4の板の両端に脇板を威す威糸を通す穴をあけます。標準寸法の場合は左右とも7mm間隔16個です。

最下段の板(7の板)に揺糸を通す穴をあけます。標準寸法の場合は7mm間隔66個(中心から左右33個ずつ)。位置は下端から約4mmです。

手作り甲冑の作り方

前胴に取り付ける胸板をつくります。型から胸板の部分を転写して重ねしろが25mmとなる型紙をつくり、型紙にあわせた同じ大きさの塩ビシートまたはボールを2枚張り合わせたものにレジン処理したものを作ります。

この部材をボンドG-17で張り合わせます。

完全に接着したら、7mm間隔42個の穴をあけます。位置は重なりしろ線の上40mmです。

これらの端部部材は2枚重ねで強度を確保します。

手作り甲冑の作り方

イラストで示した胸板の太赤線の部分に 3mmのビニール被覆コードをボンドG-17で貼り付け、すき間にパテを埋めます。

■ ティッシュペーパーにラッカーシンナーを染みこませ、ときどきコードや周辺に付着した不要なパテを拭きとります。

■ すべてのパテ埋めを終えたら、#600程度の細かいサンドペーパーで全体をみがき、ナイロンタワシに台所の中性洗剤などをつけてゴシゴシと洗います。コードの付け根は古い歯ブラシで洗い、乾かして塗装します。
胸板・押付板・脇板の参考画像はこちら

手作り甲冑の作り方

後胴に取り付ける押付板をつくります。

型から押付板の部分を転写して重ねしろが8mmとなる型紙をつくり、湯処理で曲げた塩ビシートを3枚以上重ねて張り合わせたもの、またはボールを3枚裁断したものにレジン処理を施したものを作ります(この部分は強度が必要です。できれば5枚重ねて張りあわせ、5mm厚程度にするのが理想です)。

端部処理ができたら、重ねしろ部分にボンドG-17をつけて、胴に接着します。

接着するのは押付板のみです。胸板と脇板は接着しません。また押付板は後胴に接着固定して、後胴と一体に塗装するので、この段階では塗装しません。

手作り甲冑の作り方

最上段の板(1の板)の上部に2段で7mm間隔46個の穴をあけます。

5の板左右に7mm間隔16個の穴をあけます。

最下段の板(7の板)に7mm間隔72個(中心から左右36個ずつ)の穴をあけます、位置は下端から約40mmです。

手作り甲冑の作り方

前胴と後胴の脇板をつくります(計4枚)。

胸板と同様に重ねしろが25mmとなる型紙をつくり、湯処理で曲げた塩ビシート2枚を重ねたもの、またはボールを2枚裁断してレジン処理したものを張り合わせます。

重なりしろ線の上約40mmの位置に、前胴と後胴の脇にあけた穴と同じ7mm間隔16個の穴をあけ、太赤線で示した部分にビニール被覆コードで端部処理を行います。

胸板と同様のパテ処理を行った後に塗装します。

手作り甲冑の作り方

胴本体を塗装します。

胴などの大物の塗装は、こうした作業台があれば塗装が容易です。

塩ビシートの場合は原則としてサーフェーサーなどの下地処理は不要です。ただしビニール被覆コードで端部処理を行った部材にキズなどがある場合は、サーフェーサーを吹き付けます。

手作り甲冑の作り方

前胴の胸板と脇板の各々を揺糸の要領で威します。このとき胸板と脇板は各々重ねしろを重ねます。

胸板を威すときは両端の穴から脇板に穴を通し、脇板に威糸を通して脇板の上部を固定します。

揺糸の威し方は揺糸の威し方

手作り甲冑の作り方

後胴の脇板も揺糸の要領で威します。

後胴の押付板は菱縫とし、両端の穴から脇板に穴を通し、脇板に威糸を通して脇板の上部を固定します。

菱縫の威し方は菱縫の威し方

手作り甲冑の作り方

肩上をつくります。

厚み2mm・幅30mmのアルミ板を320mmに切断し、左下の画像のように自分の肩の厚みに曲げます。

左の画像に示したサイズの塩ビシート2枚の張り合わせまたはボールを2枚張り合わせたものにレジン処理を行ったものを、アルミ板の曲線に沿うように曲げ、これをボンドG-17でアルミ板に接着して肩上本体を2本つくります。

肩上本体は左右対称です。

手作り甲冑の作り方

肩上本体と押付板が80mm重なる位置に肩上本体をボンドG-17で接着し、さらに重なり部に各々4個の穴を通してボルトで固定します。

原寸にあわせた背板を塩ビシートまたはボールを2枚裁断したものにレジン処理を行ったものに、ビニール被覆コードで端部処理を行って押付板にボルトまたはボンドG-17で固定します。形状等は参考画像を参考。
 肩上と背板の参考画像はこちら

▼ 草摺をつくる

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手作り甲冑の作り方

塩ビシートで草摺をつくります。当世具足で一般的に用いられている
  ・前胴  3間 5段下り 5条素掛威
  ・後胴  4間 5段下り 4条素掛威
を例とします。

寸法図を参考に塩ビシートを裁断し、曲げ加工を行って穴をあけます。
前草摺の寸法・加工図はこちら
後草摺の寸法・加工図はこちら

i板の上部と左右の折り曲げを表現するために、すべての草摺の板のイラストで示した赤線の部分に1mmの ビニール被覆コードを瞬間接着剤で貼り付け、すき間にパテを埋めます。

ティッシュペーパーにラッカーシンナーを染みこませ、ときどきコードや周辺に付着した不要なパテを拭きとります。

すべてのパテ埋めを終えたら、#600程度の細かいサンドペーパーで全体をみがき、ナイロンタワシに台所の中性洗剤などをつけてゴシゴシと洗います。コードの付け根は古い歯ブラシで洗い、乾かして塗装します。

塗装して威します。

草摺の威し方は素掛威の威し方

手作り甲冑の作り方

前胴と後胴に各々の草摺を揺糸でつなぎます。

揺糸の長さは80〜100mm程度で、体型にあわせて変更します。

揺糸の威し方は揺糸の威し方

▼ 各紐の取り付けと胸の描画

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手作り甲冑の作り方

実寸や体型にあわせて画像の赤で囲んだ部分に間隔25mm径2.5mmの穴をあけます。

穴あけを終えたら各紐を取り付けます。

紐の取り付けの説明画像はこちら

手作り甲冑の作り方

好みに応じて前胴に絵などを描きます。

タミヤ模型のアクリルカラーの金(ゴールド)を使い筆で描きます。

ユニポスカなどで下絵を描くと塗料が剥離する場合があるので直接に描きます。

胴の表面には凹凸があるのでシールは適しません。

手作り甲冑の作り方

現存するほんものの甲冑の実物や写真を見ていくと、胴に絵柄を描いたものはあまり見られません。

神仏に関連するものを描いたものが時々目につきますが、家紋を描いたものに至ってはまず見当たりません。

■ ただし、城などに常備 され、いざというときに足軽等に貸し出されたお貸し具足と呼ばれる簡易甲冑のほとんどには家紋が描かれていたように、家紋が描かれた胴は足軽用です。

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